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役員対談

常務取締役 東日本兼管理統轄 藤巻 和男大日本スクリーン在籍中およびSEBACS入社以降現在に至るまで、技術職だけでなく、営業、管理部門などを幅広く経験。キャリアと機動力を生かし、現在は管理および東日本地区を統括。

取締役  野地 正博大日本スクリーン在籍中から長年にわたり、半導体製造装置のフィールドサービスに携わる。半導体業界における豊富な経験と知識をベースに、グローバル化を目指すSEBACSのフィールドサービス技術と安全・環境、および西日本・東海・九州地区を統括。

広がる、SEBACSの可能性

常務取締役 東日本兼管理統轄 藤巻 和男 画像

野地/半導体洗浄装置のトップシェアを持つ大日本スクリーンの製品。その顧客サポート、サービス業務を担当する会社としてスタートしたSEBACSですが、最近ではスクリーン以外の装置のケアを依頼されるケースも出始め、収益面では50%以上を直接販売でのお客さまが占めています。

藤巻/大日本スクリーンのグループ企業であるという安心感をお客さまに持っていただいている部分はあるでしょうね。ただし、当社の強みは何といっても高い技術力と、お客さまとじかに接している中で培われた信頼関係であると自負しています。

野地/確かに、お客さまのニーズを的確に捉えていく中で、事業の幅も広くなってきていますね。お客さまの“壊れた機械を直す”という従来のサービスから、装置の延命や機能向上のための改造まで。最近では、プロセス面をサポートするユニットを作り、既に稼動している装置のセットアップ専任部隊との連携により、会社のフィールドエンジニア力全体を強化することで、事業の拡大を目指しています。

藤巻/国内のお客さまでは、新規の設備を導入するだけでなく、既存設備のオーバーホールや改造で生産の多角化と設備の長寿命化を図ることが多々あります。

野地/国内の半導体業界での新規設備投資自体は縮小傾向にあるかもしれませんが、当社の活躍の場は広がっているということですね。

藤巻/現場で働いている若い社員の意見を経営に反映しようという姿勢を経営陣が持っているのも、当社の強みではないでしょうか。所長会議には経営陣が必ず出席し、集約されて上がってくる現場の声を聞いています。

野地/大企業ではないからこそ、できることがありますよね。小回りが利くこともその一つでしょう。当社の高い技術、知識を新しい分野に素早く展開できるのも、この規模ならではの利点です。

東日本大震災で注目された半導体の重要性

取締役 野地 正博 画像

藤巻/今回の東日本大震災では、日本の産業に欠かせない半導体の生産拠点が被災地域に集中していたことで、その重要性があらためて注目されました。

野地/半導体製品そのものは日本の生産出荷の1%くらいなんですが、半導体を搭載した製品となると、自動車も含めて4割を占めているんですね。つまり、半導体が日本で作られなくなり、国内の半導体生産に関する技術力が弱ることは大変なことなんだと、日本の経済界が危機感を持ったということですね。

藤巻/国内のシェアを上げようという風潮は出てくるかもしれませんが、ここ数年は海外へシフトする動きが目立っていて、劇的に変わるとは思えない。当社としても、海外を含めた事業展開を考えていく時期に来ていますね。

野地/従来は出張でのスポット応援という形が多かったのですが、最近は海外の技術者育成目的での渡航も増えてきました。そうなると、コミュニケーション能力はもちろん、生活慣習やイデオロギーの違いといった技術スキル以外の知識・対応が求められますね。これらの能力を育成するために、大日本スクリーンと連携しながら、積極的に海外の仕事を増やしています。

求む! 対応力のある“人財”

社内風景 画像

藤巻/SEBACSの仕事で一番求められるのは、やはり適応力。半導体業界は、変化の激しい業界ですから、変わっていく環境の中で自分なりの判断を瞬時に下せる人が欲しいですね。

野地/フィールドエンジニアの仕事には、体力に加えて機械、電気、化学、コミュニケーションと5拍子そろっていれば言うことがない(笑)。でも、選考の時には今持っている知識や能力よりも、潜在的な能力、資質を見ようとしていますね。会社が目指している方向にベクトルを合わせて成長しようとする意識のある方、自己成長しようという意欲のある人を求めています。文系だから駄目という判断はしていません。要は、その人の持っている、伸びようとする力でしょうか。

藤巻/人の成長が会社の将来に結び付く。まさに社員は“人財”という考え方が基本です。だから、成長課程に応じた教育は大切ですね。

野地/入社時の研修に加えて、フォロー研修、トレーニングセンターでの安全教育や装置教育、産業用ロボットやSEAJ(社団法人 日本半導体製造装置協会)サービス教育といった資格教育も実施していますが、これからも人材育成には注力していきたいですね。

藤巻/就職活動中の学生さんたちには、働くこと、社会に出ることの意義の一つが社会貢献だという意識で、職業を選択していただきたいですね。そういう意味では、当社の仕事は日本の未来、世界の最先端技術に結び付いています。

野地/まず、自分自身に自信を持ち、それからどういう形で自らを社会に提供できるのかというビジョンを持つことが重要ですね。そのビジョンに向かって、具体的な行動、活動を継続することが社会生活に有効に作用する。はっきりしたビジョンを持って努力を怠らない人は、どんな会社でも通用すると思いますね。

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